音声対話は圧倒的に人間的であるということ

我が家に音声対話スピーカーAlexaがやってきました。

主人がIT関連の会社にいるため年に1度1万円までのほしいデジタル機器をプレゼントしてくれるのでその制度を利用してゲットしました。何かの役に立つから手に入れたというより、ただなんとなくどういうものか知りたくて手に入れましたが、思いの外面白い代物でした。

久しぶりに父親と通話をした時に嬉しくて「Alexa買っちゃったよ」と言った時の反応はあっさりしたものでした。

「ふーん、俺はケータイのSiriでいいや」

私の父親はどちらかというと最先端のものに心をときめかせるアーリーな人間だったので、この反応には驚きました。あれ?そんなもんなの?

ついでにこんな言葉も

「何でもかんでもAIはよくないよね、アナログの大変さも大事だよ」

 

いや、言いたいことはわかる。言いたいことはわかるが、Alexaは違う、、、違うんだよ!!と、くどくどいう時間もなく、お互い仕事もあるので通話は終了。悲しいのでその時に言いたかったことをこのブログに記す。

 

「何でもかんでもAIはよくないよね、アナログの大変さも大事だよ」

これは一般的によく言われる・聞く言葉ですが、これは音声認識技術は果たしてAIなのかというところから考えてもらいたいです。

厳密な答えとしては「だいたいあってるけど、正確には間違ってる」だと私は思います。私もAI技術の端っこにいるのでちょっとこれは自信があります。

AIとは人工知能のことです。人工知能とは人が考えることをコンピューターが同じように考えるようなことを指しますが、音声対話は今までコンピューターがGUIで返していたことを人語に変えただけで、返す内容はほとんどプログラムで決まっています。

また、新しいことをさせるには事前に発話と利用したいサービスを紐づけないと何もできません。

テレビドラマで見るようなのとは全然違います。

また、「AIはよくない」というのはおそらく「人の温かみがない」とかそう言った意味合いだと思うのですがこれは音声対話によるユーザーインターフェースの本質を全く理解していないからこそ言える言葉ですね。これもはっきり言えますが、音声対話のインターフェースはスマホやテレビより圧倒的に人間的で、温かみがあります。

なぜなら。

 

音声対話だからですよ!!!(ドーン)

 

人間と人間と同じレベルでコンピューターを操作するなんて、圧倒的に人間的じゃないか!それを新しい技術だからよくないと切り捨てるにはあまりにも悪手!悪手ですぞ父上!

娘もAlexaの圧倒的で人間的な存在感が怖かったようで「いないいないばあ」の曲がAlexaから流れていても私の足の間に隠れてビビっていました。そのうち家族になれるといいな。頑張れAlexa。私は君の社会普及をず〜〜っと応援しているぞ。